■ HALCONライブラリの高速化
■ HDevelopの大幅な変更・機能拡張
■ 3Dマッチング（第3世代マッチング）
■ カラー形状ベースマッチング
■ OCR機能拡張
■ その他新機能

分類エンジンとしてサポートベクターマシン（SVM）をサポートしたことにより、文字の認識精度を従来よりも飛躍的に向上させることができました。その認識精度は、MNIST標準規格(*)に定められたサンプル文字の認識において、0.65%の誤認識率という驚異的な数字を実現しています。また更なるSVMの特長として、一度作成したトレーニングフォントで読み取れない文字があった場合、すべての文字を最初からトレーニングするのではなく、追加トレーニングが可能となりました。通常フォントにない特殊文字の認識が必要な場合であっても、対象文字のみの学習で追加可能です。

(*)MNIST標準規格：

http://yann.lecun.com/exdb/mnist/

サポートベクターマシン(SVM)

■ 用語補正： Lexicon機能

あらかじめ用語の候補を辞書として登録しておくことで、撮影状況や検査対象の影響で起こりがちであった認識ミスがあった場合も、その辞書から最も似ている候補を選択することで認識率を向上させる機能がサポートされました。またこの他にも、用語の文法を指定できるなど強力な用語補正機能が追加されました。

用語補正機能により正確な認識を実現

■ インテリジェントな文字領域抽出

従来面倒であった文字領域の抽出を、より直感的に行える機能がサポートされました。「文字領域の傾き補正」、「文字の傾き補正」、「OCRセグメンテーション」など、OCRのための新しい機能が追加されております。

文字の傾き補正を実現

■ その他の機能

その他にも、OCRのための新しい特徴量や、シンタックス補正機能など大幅に進化しております。詳細については、「HALCON 8.0新機能紹介セミナー追加講演」にてご紹介いたします。